薬局M&A仲介会社おすすめランキング|選び方と比較ポイント

薬局M&A仲介会社おすすめランキング 選び方と比較ポイントを徹底解説 薬剤師独立

はじめに 薬局売却をお考えのオーナー経営者の方へ

薬局売却で最初に直面する重要な選択
どのM&A仲介会社に依頼するか

薬局を売却しようと考えたとき、最初に直面するのが「どのM&A仲介会社に依頼するか」という問題です。
同じ薬局であっても、仲介会社の力量やネットワークによって売却価格や条件が大きく変わることがあります。

実際、「仲介会社の選び方を誤って希望価格を大きく下回った」という失敗事例もあれば、「経験豊富な仲介会社に依頼して想定以上の高額で売却できた」という成功事例も少なくありません。

本記事では、薬局M&A仲介会社をランキング形式で紹介し、選び方や比較ポイントについて詳しく解説します。

皆さん、こんにちは。
YAKUDACHI鈴木です。
今回は薬局売却M&Aをお考えの薬局オーナー向け仲介会社の選び方をランキング形式で
お届けします。
仲介会社は一度決めると、会社の重要事項を話してしまっているので、他社に乗り換えづらいです。しっかり比較しご自身にあった仲介会社を選んでください。
税理士さんや銀行の担当者がおススメする仲介会社あなたの味方とは限りませんので、ご注意ください。


薬局M&A仲介会社を選ぶ際の基本ポイント

薬局M&Aにおける仲介会社選びは、以下の観点が重要です。

  • 業界知識の深さ:薬価改定や調剤報酬制度を理解しているか
  • 買い手ネットワーク:調剤チェーン・医療法人・ドラッグストアなどとのつながり
  • 実績:薬局M&Aの成約件数や売却価格帯
  • 報酬体系:売り手手数料の有無、着手金の有無、成功報酬率、買い手手数料率(株価に影響)
  • サポート体制:秘密保持、従業員・患者への配慮、交渉力

薬局M&Aにおいては仲介会社選びというより、あなたの会社の担当者が重要になってきます。仲介会社自体が立派でも、異業種上がり経験の浅いお兄ちゃんが担当については意味がありません
これ、大手仲介だとありがちなのですが、優秀なコンサルタント大手調剤に張り付いているため、新米が小規模案件を担当することもあります。
料金だけ大手水準でサービスは新米ということにならないよう、ご注意ください。


薬局M&A仲介会社おすすめランキング

第1位:日本M&Aセンター

  • 特徴:日本最大手のM&A仲介会社。上場企業で信頼性が高い。
  • 強み:全国に拠点を持ち、豊富な買い手ネットワークを保有。薬局・病院M&Aの専任チームがある。
  • 報酬体系:成功報酬型(レーマン方式)、着手金あり。
  • おすすめポイント:売却価格数億円規模の中堅薬局などに向いている

第2位:M&Aキャピタルパートナーズ

  • 特徴:着手金ゼロを掲げる大手仲介会社。
  • 強み:医療・介護分野に強く、薬局も手がけている。
  • 報酬体系:完全成功報酬制(着手金なし)、最低報酬額あり。
  • おすすめポイント:小規模薬局や後継者不在オーナー

第3位:ストライク

  • 特徴:公認会計士が創業したM&A仲介会社。
  • 強み:財務面のデューデリジェンスに強みを持つ。上場企業。
  • 報酬体系:成功報酬型、着手金あり。
  • おすすめポイント:財務に複雑な要素がある薬局オーナーや、透明性を重視したい方に適している。

第4位:YAKUDACHI(ヤクダチ)

  • 特徴:自社でも調剤薬局事業を展開するため業界理解が深い。
  • 強み:薬局業界に精通し、個々の薬局独自の取り組みなどへの評価に定評。売り手事情に応じ薬剤師出向も。
  • 報酬体系:本ランキング唯一の売り手無料。場合によっては自社による直接買収も可能。
  • おすすめポイント:地域密着型薬局の売却を希望する場合にマッチしやすい。

第5位:地域特化型のM&A仲介会社

  • 特徴:地方都市に根ざした中小規模の仲介会社。
  • 強み:地域医療機関や地元チェーンとのつながりが強い。大手では拾いきれない案件にも対応。
  • 報酬体系:完全成功報酬制が多い。
  • おすすめポイント:大手では手薄になりがちな地方エリアでの薬局売却を検討する経営者に向く。

仲介会社選びの失敗事例

薬局M&A仲介会社選びの失敗事例
  • 独占交渉条項に縛られた:他社へ相談できず、買い手候補が限定された
  • 業界知識不足の仲介会社を選んだ:薬価改定や在宅医療を理解しておらず、評価が低かった
  • 報酬体系を確認しなかった:着手金や最低報酬が高額で、売却後の手取りが少なくなった

👉 教訓:契約前に「買い手ネットワーク」「報酬体系」を必ず確認すること。

売り手オーナー自分の支払う報酬にばかり関心が向きがちですが、実は買い手手数料も同様に重要です。
薬局M&Aの場合、買い手から見れば株価も仲介手数料も同じ「譲渡対価」でしかありません。
つまり、仲介会社買い手に請求する手数料は結果として、その分株価を押し下げます
突き詰めると、売り手手数料も買い手手数料も同一で、オーナーの手取りを減らすことになります。


薬局売却におけるM&A仲介会社比較表

仲介会社特徴強み報酬体系おすすめ対象
日本M&Aセンター業界最大手買い手ネットワークが広い成功報酬型+着手金あり中堅以上の薬局
M&Aキャピタルパートナーズ着手金ゼロ成約率が高い完全成功報酬制小規模薬局
ストライク会計士主導財務分析に強い成功報酬型財務複雑案件
YAKUDACHI薬局運営企業薬局承継に特化売り手無料地域密着型薬局
地域特化仲介会社地方密着地元買い手に強い完全成功報酬制地方エリア薬局

まとめ:薬局M&A仲介会社の選び方

まとめ 薬局M&A仲介会社の選び方

薬局売却の成否は、仲介会社選びで大きく左右されます。

  • 大手の安心感がほしいなら:大手仲介会社(日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズ)
  • 財務リスクや複雑案件なら:ストライク
  • 地域密着やスムーズな承継ならYAKUDACHI(ヤクダチ)や地域特化仲介会社

経営者にとって薬局売却は一度きりの意思決定です。必ず複数社に相談し、報酬体系を比較することで、後悔しないM&Aを実現できます。

いかがでしょうか。仲介会社の選び方について理解は進みましたか?
次回は「薬局売却前に確認すべき10のチェックリスト|成功のための準備ポイント」をご紹介します。