こんにちは。薬剤師独立M&Aコンサルタントの鈴木重正です。
上司への独立宣言や、起業にあたっての自己分析をすませ、どんな事業内容で起業するかも大方決まりました。私の場合には薬剤師の独立M&A支援で生きていく、というのが当初からの事業内容でした。ただ、薬局も経営してみたいという思いもありました。
そうは言っても、確固たるビジネスモデルや資金のあてがあったわけではないので、自分の所属していた経営企画部の管掌役員へ独立の相談に行きました。
「応援したいけど、それホントに食べていけるの?」
役員の方に独立相談した時の第一声です。
独立に向けて勝手に盛り上がっていた自分には、目が覚めるような冷静な一言でした。
相手は東証一部上場企業の取締役で経営のスペシャリスト。私の自信はもろくも崩れ去り、揺り返すように、一気に不安になりました。
ただ、熱意だけは伝わったようで、また相談に乗っていただけることになりました。
考えてみたら千載一遇のチャンス!
肩を落として役員室を後にしたのですが、廊下を歩いているときに、ふと思いました。
「考えてみたら千載一遇のチャンスじゃん!」
東証一部上場企業の経営企画部管掌役員相手に、ビジネスモデルをプレゼンしまくって上手く行きそうなものだけ自分のビジネスとしてスタートしてよいってことに気づきました。
まずは薬局経営からスタートすることに
M&Aは当時の私の仕事でしたが、それはあくまで買い手企業におけるM&A担当者としてであり、独立支援やM&A仲介を専門としていたわけではありません。よって(消去法的に)M&Aによって自分が買い手となり薬局経営することからスタートすることにしました。
役員の方へ自分自身が買い手となることを伝え、対象薬局を探し始めました。