皆さん、こんにちは。 薬剤師の鈴木重正と申します。
私たちの住む日本は少子高齢化が進み介護業界は空前の人手不足です。
そんな時代背景からかケアマネジャーという資格に多くの方が注目しています。
ケアマネジャーになるにはケアマネ試験に合格し、研修を受講する必要があります。
今回の記事では2021年ケアマネ試験に一発合格した私の体験をもとにケアマネ試験対策のための勉強方法やスケジュール、実際に使ってよかった参考書を ご紹介します。
参考書の評価はあくまで私個人のものですので悪しからず。
合格率17~18%と結構低く、難しい印象のケアマネ試験ですが、やみくもに勉強するのではなく、試験までの残り期間により適した勉強法を選択すれば、きっとあなたも合格できます。
是非、ケアマネ試験にチャレンジしてみてください。 記事の最後には2022年ケアマネ試験受験者のための勉強スケジュールも載せておきました。
Contents
ケアマネ試験の概要
まずはじめにケアマネ試験(正式名称は介護支援専門員実務研修受講試験)の概要につきご紹介します。
ケアマネジャーとは
介護支援専門員は、介護保険法に基づいて、利用者の自立した日常生活を支援する専門職
日本介護支援専門員協会 介護支援専門員 倫理綱領
ケアマネジャーは利用者が(主に居宅で)自立した生活を送っていくために必要な支援を提供する専門職です。
様々な介護サービスや家族、地域の援助を有効活用しながら計画性をもって利用者の自立への援助を行っていく職業です。
ケアマネジャーになるには
ケアマネジャーになるためにはケアマネ試験に合格し、その後に行われる研修(介護支援専門員実務研修)を受講する必要があります。試験に合格しただけではケアマネジャーになれません。介護支援専門員実務研修はケアプランの作成や要介護認定等に関する専門的な知識の習得を目的に、講義形式と演習形式合計87時間以上が実施されます。
かく言う私も介護支援専門員実務研修は、自身のビジネスの都合で今年も受講できていません。介護支援専門員実務研修については後述しますが、約2か月にわたり実施され、そのスケジュールは各都道府県の介護支援専門員協会の指定する日程になります。平日に丸々お休みが取れる仕事の方はよいですが、私の場合はどうしても受講できず、せっかく合格したのにもかかわらず、今年もケアマネ登録はあきらめました。
ケアマネ試験の受験資格
ケアマネ試験を受験するためには受験資格を満たしている必要があります。定められている国家資格に基づく業務もしくは相談援助業務に関する経験が、5年以上かつ当該業務に従事した日数が900日以上とされています。国家資格、相談援助業務については下記の表の通りです。
国家資格(要援護者に対する直接的な対人援助業務のみ。営業職や研修職、教育職等は除く) | 医師,歯科医師,薬剤師,保健師,助産師,看護師,准看護師,理学療法士,作業療法士,社会福祉士,介護福祉士,視能訓練士,義肢装具士,歯科衛生士,言語聴覚士,あん摩マッサージ指圧師,はり師,きゅう師,柔道整復師,栄養士,管理栄養士,精神保健福祉士 |
相談援助業務 | 以下の業務にかかる相談援助業務(生活相談員、支援相談員、相談支援専門員等)。特定施設入居者生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護予防特定施設入居者生活介護、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律における計画相談支援、障害児相談支援、生活困窮者自立相談支援事業 |
ケアマネ試験の合格方法
ケアマネ試験の出題範囲
ケアマネ試験の出題範囲は以下の通りです。
内容 | 配点 | |
介護支援分野 | 介護保険制度、要介護認定、ケアプラン作成の基礎知識等 | 25点 |
保健医療福祉サービス分野 | 高齢者に多い疾患、介護手技、介護関連サービスの概要 | 35点 |
試験までの期間ごとの勉強方法
私の場合は2020年10月10日が試験日でした。準備期間は約3ヶ月。多くの受験生と同じく仕事や家事、育児をしながら勉強しなくてはなりませんでした。私の場合は介護職の経験が全くのゼロだったため、ケアマネ試験にでてくる多くの単語は聞いたこともない状態からのスタートとなりました。まずは試験分野の全体像の把握と用語に慣れるために簡単な参考書を一冊読み切ることから始めました。利用した参考書とその目的は以下の通りです。
利用した参考書の種類 | 利用時期 | 目的 |
簡単な参考書、できるだけ初歩的なもの | 初期~試験2か月前 | 試験範囲全体像の把握、知識習得の土台作り |
解説付き問題集 | 試験2か月前~1か月前 | 自分の苦手分野の把握、選択肢への慣れ |
過去問、予想問題集 | 直前期(試験1か月前) | 得点力アップ、自信をつける |
勉強開始から試験2か月前の期間の勉強方法
ケアマネ試験の勉強始めたばかりの頃は「漢字ばっかりで、ごちゃごちゃ覚えづらい、面倒くさい・・・」と思っていました。正直辞めちゃおうかな?とも。
初めてケアマネ試験の勉強を開始する場合、多くの方は取っつきにくいと感じるのではないでしょうか。
私は特に介護の経験がなかったため、知らない単語のオンパレードで全くやる気がでませんでした。
学校の勉強や他の資格試験でも同様ですが、勉強を始めたばかりの頃はやる気が出にくいので、簡単で取り組みやすいモノからスタートするのがコツです。
得点力にはあまりつながりませんが、知識の「幹」となる部分を作る意味で全体像の把握から始めます。私の場合は馬淵敦士さんの「ケアマネ一冊目の教科書」(記事の最後にリンクあります)を読破することから始めました。
簡単な言葉で基礎から教えてくれているので、とても読みやすかったです。また、本のサイズも薄くてカバンに入れていても邪魔になりません。気が向いたときに開いて読んでみたり、日曜日にスタバに持ち込んで読んでました。
この時期の参考書は勉強という感じの読み方ではなく、あくまで読み物として読破します。読み切ることが大事なので、別にわからない単語が出てきても調べなくても良いですし、数字や言葉を暗記する必要もありません。
まずは知識の「幹」をつくるため、全体像を(ぼんやり)把握するために読み切ることが大事です。
ちなみに私の場合は「一冊目の教科書」を読み終わった後も、試験まではまだ期間があったので「ケアマネージャー ワークブック」という、書き込み型の参考書もやりました。
ケアマネ試験2か月前~1か月前の勉強法
私の場合はケアマネ試験2か月前~1か月前の期間は問題集にあてました。問題集を始める段階では、まだ初歩的な参考書を通読してワークブックをやり切っただけなので、当然、解けない問題ばかりでした。
ただ、それでも問題集を解いてみると出題範囲ごとに、すごく苦手な分野から、割と得意な分野まで、なんとなくの傾向はわかると思います。
私の場合は、自分が薬剤師なので医療的ケアと呼ばれる分野の、特に病気に関する知識を問う問題は、得意でした。
逆に、介護保険制度内容や地域支援事業などはまったくのチンプンカンプンでした。問題で問われている制度内容や事業内容などはもとより、その制度や事業の名前すらも聞き覚えの無い状態(正確にはワークブックで読んだはずだが頭に残っていない状態)だったので、当然と言えば当然です。
ただし、そんな状態でも問題によっては正解出来ますし、設問の全てがわからなくとも、一部は解けたりもしました。
問題集の勉強法
問題集を利用するときの勉強方法ですが、よく言われるのが「1度でできるようにしない」ことがコツです。1問1問を丁寧に、しっかりできるようにしてから次の問題にすすむのは、着実のようですが、実は非効率な勉強法です。
特にこの時期は問題集に触り始めなので、わからない選択肢は多くでてくると思います。そのわからない分野を教科書等でしっかりわかるまで調べていたりすると、いつまでたっても先に進めなくなってしまいます。
なので、わからない部分はそのままに、どんどん先に進めていきましょう。と言っても、どの問題が間違えてしまったのかは、後で見直せるようにチェックボックスなどを活用してマークしておきましょう。
1分野を通して、採点し終わってから、まとめてわからなかった部分を復習すると効率的です。
例えば介護保険制度の分野を問題集で一通り解き終わったら、採点し、自分ができなかった問題の解答解説を読みます。すると、介護保険制度のどのあたりの知識が足りないかを理解することができているはずです。
この段階で参考書等で復習すると、効率的に知識を習得することができます。復習の際に使用する参考書は勉強初期の時に使用する簡単なものではなく、もう少し詳しいものが適しています。
なお、復習した後は間違えた問題だけで良いので、必ず、やり直しましょう。きっと、多くの問題は正解できるようになっていますが、中でも続けて不正解となった問題に関しては、自分が苦手な部分なので、最終的には丸暗記、もしくは「捨てる」のもアリです。
ケアマネ試験の問題に出てくる選択肢への慣れ
ケアマネ試験の問題集を解いていくと、選択肢の特徴に気づくことがあります。
「✖」の選択肢の多くはいくつかのパターンに分かれていることです。
例えば介護保険制度の分野であれば、よくある「✖」のパターンは「国」、「都道府県」、「市町村」といった主語が違うパターンです。
「国が~」とある選択肢だが、正しくは「都道府県が~」のようなパターンは最もよくみられる「✖」の選択肢です。
それ以外には「である。」、「ではない。」や「含まれる。」、「含まれない。」など、文末の述語が違うパターンや「3年」、「6年」や「1人」、「2人」といったように数字が間違っているパターンもよく見られる「✖」の選択肢です。
ケアマネ試験に効率よく合格するためには、こういったよくある「✖」の選択肢のパターンを気にして問題文をよく読むことが重要です。
私の場合は問題文で「国」と出てきたら、必ず、本当に「国」?、「都道府県」じゃね?といった風に疑って選択肢を読んでいました。
そうするとうっかり読み飛ばしてしまって、間違いに気づかない等のケアレスミスを防ぐことができます。
ケアマネ試験直前期の勉強法
ケアマネ試験直前期、私の場合は少しスケジュールが押してしまって9月20日頃から~試験前日(10月9日)までですが、この間はひたすら過去問と予想問題集です。(前提として前述してある問題集と解説読み込み、復習と間違った問題のやり直しが終了している)
直前期はダイレクトに得点力を上げることだけに集中すればよいので、ひたすら問題を解いて間違えたところの解説を読み込むことの繰り返しです。
ただし、この時期も時間効率を高めることはわすれてはいけません。
過去問、予想問題集どちらも多くは実際のケアマネ試験と同じ60問となっているはずです。
試験時間は2時間なので、スマホのアラームで2時間を毎回セットして解答をはじめます。
この時に、2時間かかったことがないから、時間は測らないとする方がいますが、実は非効率です。
人間は時間を測っているからこそ時間に対して意識が行くのであって、測らなければ自ずと時間を意識せずにじっくり問題を解いてしまいます。
スピード感をもって解いていく癖をつけると同じ期間で取り組める過去問の数も増えますし、その結果、得点力も高まります。
必ず、(2時間かからなくても)スマホのタイマーで時間を測って解きましょう。
60問を解いたら、採点します。(この時点で6~7割取れていると安心できますね。)
当然、間違った問題は解説を読み込み、間違った問題だけで良いのでやり直します。
大体、一つの過去問集、予想問題集に3~5年分の試験問題が収録されているはずです。
実際の試験に臨むには過去問で最低でも7割以上は得点できるようになっていたいところです。
私の場合は1冊目の過去問集で7割~8割程度の得点でしたが、念のため、予想問題集でもう一冊といて実際のケアマネ試験に臨みました。
ケアマネ試験得点力アップのコツ(小ネタ)
ケアマネ試験は問題文が単調でつまらないので、読み飛ばしてしまったり、不注意で取れた問題を落としてしまったりします。私の場合は、問題を解いているときに何度か「正しいものを2つ選べ」→「3つ選んで不正解」、「正しいものを2つ選べ」→「誤っているものを選んで不正解」といった間違いをよくしていたので、問題文を読んだ瞬間に「正しいもの」とか「2つ」に下線や丸をつけて強調していました。
また、よく「✖」の選択肢で使われる「国」、「都道府県」、「市町村」などの主語や「数字」もアンダーラインを引いて強調していました。
2022年ケアマネ試験一発合格スケジュール
これからケアマネジャーの取得を目指そうと考えている人は、まずは自分が受験資格を満たしているか確認してください。そのうえで、次回(2022年)のケアマネ試験を一発合格で突破したいと考えているなら、以下のようなスケジュールが目安になります。
見るべき参考書 | 目的 | |
現在~2022年7月頃 | なるべく初歩的な参考書、ワークブック | 試験範囲全体像の把握、知識習得の土台作り |
2022年8月頃 | 解説付き問題集 | 自分の苦手分野の把握、選択肢への慣れ |
2022年9月~試験前日 | 過去問、予想問題集 | 得点力アップ、自信をつける |
時間に余裕をもって始める人への注意事項
この記事を書いているのは2021年12月です。今からもし、2022年のケアマネ試験合格を目指すのであれば約10か月も時間があることになります。ここまで私が書いているケアマネ試験合格スケジュールは大体3ヶ月くらいの準備期間を想定していますので、今からだと相当時間があることになります。
さぞや合格しやすいかというと、実はそうでもないと思います。
なぜなら、時間に余裕があるために無秩序に勉強しだす人がいるからです。
たとえば、ケアマネ試験の正式な出題範囲とされている「介護支援専門員基本テキスト」のような分厚いテキストをいきなり1ページ目から読み始めるといった勉強方法は全くお勧めできません。
確かに、「介護支援専門員基本テキスト」はケアマネ試験の公式?参考書です。出題範囲がまさにこのテキストなわけで、このテキストを丸暗記できれば、多分100点です。
ただし、テキストは分厚く、文字も小さく、そしてなにより読みたい気持ちになりません(少なくとも私は)。ケアマネ試験の勉強が大嫌いになってしまうのではないでしょうか。
勉強のコツはまずは全体像の把握です。どんなに簡単な参考書でもよいので一度最後まで読み切ると、ケアマネ試験に必要な知識の全体像が把握することができ、それ以降の学習が効率的になります。
一番初めの参考書は決して分厚いものではなく、むしろ頼りないくらいの薄っぺらい(そして絵や図の豊富な)ものを選びましょう。
一発合格した薬剤師のケアマネ試験体験談
ここからは私のケアマネ試験勉強の感想をお話します。
私は勉強を始める前まで、「ケアマネ」という職業は「介護の必要な人のケアプランを作る人」くらいの知識しかありませんでした。
当然、ケアプラン作成に必要な様々な知識も知りませんでしたし、そもそも自分が介護保険を支払っている事すら気づいていませんでした。
そんなケアマネ試験初心者の私でしたので、勉強を始めたときはとても不安でいっぱいでした。出てくる単語は知らない事ばかり、制度も漢字が多くて読みづらいし、似たような名前の制度や委員会や施設や・・・。結構ウンザリして、途中で辞めちゃおうかとも思いました。ただ、幸い私は勉強のコツというか効率的な勉強法を(はるか昔の)学生時代に習得していたので、きっと出来るようになる日が来ることを知っていたので頑張れました。
まずは全体像の把握、前述の通り、これは馬淵さんの「1冊目の教科書」を読んで、それでも少し足りないと思ったのでワークブックを1冊やりました。実際にはここまでやっても、全然頭に残っていない分野がありましたが・・・
次に解説付き問題集をやりました。私の場合は1ページ1問になっていて、問題の下に解答解説がついているものが使いやすいと感じました。(私と同年代の薬剤師さんはわかると思いますが『黒本』のイメージ)
自分が間違えた問題をあとから必ずやり直すので、問題番号の上にチェックボックスも欲しいです。
私の場合はこの問題集で1度間違えた問題は後日、やり直し、それでも間違えた問題(つまり前回解答を見たにもかかわらずまた間違えている問題)は周辺知識ごと丸暗記としてました。
例えば記録の保存期間や要介護認定の更新、各介護サービスのケアマネの有無や管理者の要件などなど。単語帳にして3冊くらいは丸暗記用に作成しました。(作成したから丸暗記できたかというと、そうでもないですが・・・)
この復習の際に使用する参考書は少し詳しいものが良いので新たに一冊買いました。
直前期は過去問を3年分やって、その時点でほぼ合格は大丈夫というところまで来ていましたが、念のために予想問題集も1冊やりました。
ケアマネ試験当日は所持品をしっかり確認してから家を出発しました。私は試験会場の近くまで車で行き、そこから徒歩で会場まで向かいました。
当日の荷物は、ビジネスバッグに試験の所持品(鉛筆10本程度、消しゴム、受験票)とポケットティッシュを入れて持って行きました。試験に使う時計が無かったので、道中のショッピングモールで朝、置時計を一つ買いました。(試験会場で置時計を使っている奴はあまり見ないのでちょっと恥ずかしかったです)
ケアマネ試験開始前の会場はなんだか落ち着かないので、きっとたいして勉強できません。私もよく間違えた問題で作った単語帳をペラペラやってましたが、恐らく全然効果なかったと思います。
ちなみにケアマネ試験の場合、試験前のオリエンテーションが始まると参考書等も机の上に置けなくなるので、試験開始前までは結構暇です。
薬剤師がおススメするケアマネ試験の参考書
最後に私がおススメするケアマネ試験の参考書をご紹介します。
ゼロからスタート! 馬淵敦士のケアマネ1冊目の教科書 2022年度版 (「1冊目」の教科書シリーズ)
馬淵さんの一冊目の教科書は私も実際に使用しました。全くケアマネ試験のことがチンプンカンプンな状態からでも読み始めることができるくらい、わかりやすいです。ただし、すでに知識がある方向けではないので、これからケアマネ試験の学習をはじめる初心者向けの書籍となっています。受験するかどうか迷ってる方はこれだけ読んでみてから、決めてみるのも良いと思います。
ユーキャンのケアマネジャー 書いて覚える! ワークノート【介護保険法改正に対応】【書き込み式テキスト】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
ユーキャンのワークブックは書き込む範囲が少ないので、かったるくないです。書きまくらなければならないワークブックだと手が疲れるし、なんの勉強だかわからなくなります。その分、頭にはそれほど残らないかもしれないので、これもケアマネ試験の勉強初心者~向けと言えるかもしれません。
ケアマネジャー試験ワークブック2022
こちらは中央法規出版さんのワークブックです。一つ前にご紹介したワークノートは、主にケアマネ試験の勉強初期に使用した初心者向けですが、こちらのワークブックは試験前日まで参考書として使ってました。
出題範囲ごとに知識がまとまっていて、問題集や過去問でよく間違えるところを復習したり、調べ物をするときに便利です。
福祉教科書 ケアマネジャー 完全合格過去問題集 2022年版
過去問は正直、どこのを使っても大差ないと思います。自分が見やすいと思うものを書店で買ってはいかがでしょうか。
ケアマネ試験合格を目指す方に
最後まで読んで頂きありがとうございます。この記事を読んだということは皆さんは、ちょっとはケアマネ受験を考えているのではないでしょうか。
私も明確に理由があってケアマネ試験を受験したわけではありません。
なんとなく、思い付きといったら語弊がありますが、その程度の動機で始めました。
ただ、ケアマネ試験の勉強を始めると、思った以上にハマって、少しですが楽しい時間となりました。
また、社会人になると当然、勉強とか、合格といったイベントはあまり発生しないので、少しマンネリ防止にもなったかもしれません。
なにより、受験当日、解答速報で自分の合格を確信した時に味わったのは紛れもなく「達成感」、「やったー!」といったあの感情でした。
大人になって「やったー!」となることはあまりないので、ケアマネ試験受験は私にとっては、振り返ってみても良い体験だったと確信しています。
みなさんも少し、ケアマネ試験受験しても良いかな?という気になって頂けたとしたら著者として本望です。
みなさんの合格を祈ります。
ケアマネ試験に合格したら
ここまで読んで頂きありがとうございました。
恐らく皆さんはケアマネ試験受験を真剣に検討されているのではないでしょうか。
ただし、皆さんの本当の目的はケアマネ試験に合格することではなく、その先にあるケアマネジャーになることかと思います。
ケアマネ試験の正式名称は何かご存じでしょうか。
【介護支援専門員実務研修受講試験】これがケアマネ試験の正式名称です。
つまり、実務研修を受講するための資格試験になります。そう、皆さんがケアマネになるためにはただケアマネ試験に合格するだけでなく、実務研修を受講することになります。
そこで最後に介護支援専門員実務研修の簡単なスケジュールをご紹介します。(リンクは北海道のケアマネ研修の案内です)
ケアマネ試験合格者に対して、北海道の場合には試験翌年の1月スタートから5月スタートまで9グループに分けて、それぞれ2か月程度の研修が実施されます。
その多くはeラーニングなので、働きながら受講することができますが、一部のzoom研修と実習だけは仕事を休んで参加する必要があります。(なお、北海道の場合には1つの日程のみですが、土日にzoom研修とするスケジュールがありましたが、私も希望しましたが漏れてしまいました)
なお、実際のケアプラン事業所での実習が1日だけ義務付けられていますが、こればかりは実習先のスケジュールになるので、おそらく土日対応は難しいと思われます。
私の場合は平日での研修がなかなか難しいので、今年の受講はあきらめてしまいました。