去年開業した薬剤師が実際やった、独立起業のマインドセット

キリっとした犬 薬剤師独立




ぼんやりと、「いつかは独立したい」って考えている薬剤師は多いです。

独立して起業したい。

ただ、どうやってマインドセットしたらよいかわからない薬剤師に向けて、この記事を書きます。

こんにちは。薬剤師M&Aコンサルタントの鈴木重正です。

私はいわゆる独立薬剤師です。

私は誰に言われたわけでもなく、自分の意思で独立のマインドセットをしました。

独立や起業は誰かに指示されるものではないので、自分の力でマインドセットしないと、いつまでもズルズルと時間だけが経ってしまいます。

いまこの記事を読んでいるあなたもひょっとしたら、ズルズルと今に至ってしまい焦っているのではないでしょうか。

命が無限にあればそれでもよいですが、ご存じの通り、人はみな死にます。

私も自分の命が、あと何年、いや何時間、ともすれば何秒残っているかもわかりません。

自分の大切な大切な命である時間を無駄にしないためには、マインドセットは大変重要です。

今回は私が薬剤師として独立するにあたり行ったマインドセットの方法をご紹介します。

この記事を読んで、独立や起業のマインドセットして頂き、輝かしい人生を送ってください。

独立を目指す薬剤師は自らマインドセットする必要がある

判決

学生時代の宿題やテスト、社会人になってからであれば上司の指示など、人から指図されるのはあまり気持ちの良いものではありません。では、指図されるのが一概に悪い事かと言われればそれも違い。例えばあなたの独立を指図してくれる人は恐らく一人もいないでしょう。

他人にとってあなたの起業はどうでもよいことなので、誰かに起業しろと指示されることはありません。

なので、起業するマインドセットをしてくれるような外的要因を勝手に作ってしまうのがおススメです。

私の場合は上場企業のサラリーマン時代に新規事業担当者だったこともあり、仕事の延長線で「Startup GRIND TOKYO」という起業家コミュニティに参加していたことが、振り返ってみると自分の起業マインドセットに大きな影響を与えました。

「社長になれ」と、あなたに言ってくれる人はいません。自分で決めるしかないんです。

いままでの自分は会社員だったはずなので、自分で社長になるというマインドセットは、実は自己否定です。

モチベーション高く会社員を続けてきた人は、会社員である自分を、そもそも肯定的にとらえている場合が多いので、結構、このマインドセットは手こずるかもしれませんが、こればっかりは自分で完結するしかないので、「えいや!」と起業家コミュニティのような環境に飛び込みマインドセットしましょう。

独立のメリットやほぼないデメリットにつき詳しくは「去年独立した薬剤師が教える、独立の実情はノーリスクハイリターン(笑)」をご参照ください。

https://yakuzaishi-dokuritsu.com/pharmacist-independence-no_risk/

独立薬剤師に悪影響なマインドセットをリセットする方法

ゴミ箱

言い古されたことですが自分を変えたければ時間軸、場所、環境を変えることです。

例えばあなたがアルコール中毒だとして、なんとしてもお酒から足を洗いたいと考えているとします。

どんなに強くお酒を辞めたい!と願っていても同僚と仕事終わりに居酒屋に行っていては、禁酒は成功しないでしょう。

同じように、独立したい!起業したい!と考えるのであれば、時間の使い方や、よくいる場所、人間関係を独立するようなものに変えてしまえばよいのです。

私の場合は起業家コミュニティに所属したことで、毎月、起業家たちの多く集まる場に顔を出し、そこで多くの人たちと交わり、時にはビジネスの話をしたり、飲みに行ったりと付き合う人たちが起業家とその予備軍になりました。

サラリーマンをしているだけだと会社の同僚を除けば家族としか交流しない日も多いかと思います。

私もそうでした。ただ、家族とはビジネスの話になりません。

サラリーマンはそのほとんどが起業しない人たちなので、そのままでは起業しないマインドセットをしているようなものです。

まずは自分が起業しない人たちに囲まれ、その影響を受けている事を自覚することです。(実はこの現状認識が一番難しかったりします。自分の事を自分はわかってないんですねぇ。)

そのうえで、時間軸、場所、環境を変えれば、あなたに残る起業しないマインドセットをリセットすることができます。

もし、薬剤師としてのやりがいを忘れてしまった方にはおススメの本があります。「薬剤師がやりがいを忘れたら読む本おすすめ10冊」を参考にしてください。

薬剤師がやりがいを忘れたら読む本おすすめ10冊

独立を目指す薬剤師に必要なマインドセットとは

リセット

独立を目指す薬剤師に必要なマインドセットは2つあります。

  • 起業するとまず、決める(マインドセット①)
  • 起業することを当たり前と感じる(マインドセット②)

起業するとまず、決める

起業する準備はいろいろありますが、スタートを切るにはやはり決断しなくてはなりません。

ただ、多くの人は起業の決断をしたことがありません。

つまり、初心者です。そんな初心者が起業という大きな決断をするためには、外的要因が必要となります。

例えば、親が経営していた会社を相続することになった、などは典型的なマインドセットで、言い換えれば覚悟ができた。でしょうか。

また、受身ですが、よく巨額の借金を背負った人のサクセスストーリーを聞くことがあると思いますが、受身のマインドセットです。

つまり、個人が会社員の給料で返済できない状態になれば、やりたくなくても経営者になるしかない。選択肢が全て失われているからしょうがなく、ですね。

親族承継や、巨額の借金などの機会がない場合には、自ら能動的にマインドセットする必要があります。私の場合は夢を描き、日付を入れたら、手帳に書きました

想ってるだけだと、すぐ忘れてしまいますし、なんだか軽んじている気がしてマインドセットされません。

ただ、日付を入れたり、手帳に記入すると、急にそれがタスクとなり、達成されるべきものとして自分の心理に刻まれますので、マインドセットの一つとなるでしょう。

どんな形でもよいので、まずは「決める」ことがスタートです。

起業家ばかりと付き合うと、起業することが当たり前になる

起業家やその予備軍とばかり付き合うようになると、起業することが当たり前になり、逆に言うと起業しない人たちのことを「?」と不思議な気持ちで見るようになります。

だんだん、サラリーマンの自分の同僚と話が合わなくなってきて、むしろちょっと居心地が悪いというか、会社にいると疎外感のようなものを覚えるようになってきました。

思い返せば、当時のあの感覚が起業のマインドセット完了だと思います。

皆さんも環境を変えるという意味でも、起業家ばかりと付き合うと効果的です。

逆に言えば、ずっとサラリーマンでいたいのであれば、起業家とは付き合っちゃダメです。ほかのサラリーマンから浮いてしまいます。

独立薬剤師のマインドセットが完了した後は

虹

最後までお読みいただきありがとうございました。

起業すると決断してしまえば、もう9割方、起業は実現しています。

おそらく初めて起業する場合、一番高いハードルが決断であって、ビジネスモデルとか、ファイナンスはすべて後付けでどうにかなります。

というか、そういうテクニカルなことは参考書がそれこそ本屋に山ほどあるので勉強すればよいだけです。ただ、決断だけは本屋に行っても解決しないので自分でなんとかしなくてはなりません。繰り返しますが、

・あなたの起業は他人にとってはどうでもよい

・サラリーマンは起業しない人たちの集まり

・起業を決断してしまえば、ビジネスモデルもファイナンスもすぐ見つかる

皆さんの起業した後のビジネスが上手く行くこと、それよりも、まずはこの記事を読んだあなたが、一歩行動に移すことを祈っています。その一歩が、本当に偉大なことの始まりとなります。踏み出してください。

決して遅くなんかありません。